2017-05-09 第193回国会 参議院 経済産業委員会 第9号
取り出しの工法自体については、上部からアクセスする工法と横からアクセスする工法の両方についてもちろん検討しているわけでございますが、御指摘のように、横からアクセスする場合にはX6ペネと、先生御指摘のように、大きな開口部を持っているところからアクセスするという概念も含めた上で、耐放射線性を確保するとか、様々な視点を入れながら取り出し装置の開発を行っていくということで、確実な技術をつくるということで今取
取り出しの工法自体については、上部からアクセスする工法と横からアクセスする工法の両方についてもちろん検討しているわけでございますが、御指摘のように、横からアクセスする場合にはX6ペネと、先生御指摘のように、大きな開口部を持っているところからアクセスするという概念も含めた上で、耐放射線性を確保するとか、様々な視点を入れながら取り出し装置の開発を行っていくということで、確実な技術をつくるということで今取
○本島参考人 一番プラズマに近いところに、ブランケットという壁とそれからエネルギーを取り出す装置をつけます。ITERでは、ベリリウムを表面に張ったステンレスの、厚さが一メーターぐらいの、一メーターよりは小さいんですけれども、そういう構造物を使います。この構造物は、ITERの寿命の間は、一部それはメンテナンスで外したりすることは想定しておりますが、寿命中はもつ、こういう設計です。
二〇〇一年六月の財務金融委員会で私が聞いたときには、文部科学省の今村局長ですが、ITERで使われるステンレス鋼では、それ以降のエネルギーを取り出す装置については難しい、この意見が多いと。ITER懇の飯吉厚夫中部大学学長さんは、低誘導放射化材料の開発などをきちっとやっていくべきだ、要するに、基礎研究から炉材料などの開発研究は必要だという意見、これは多数そういう意見があります。
ただ、先生御指摘のとおり、将来核融合から実際にエネルギーを取り出す装置をつくるということになりますと、そこにおける中性子の量も多くなりますし、やはり炉壁の耐熱性あるいは低放射化材料ということが必要になりまして、ITERで使われる予定のステンレス鋼では、それ以降のエネルギーを取り出す装置については難しいのではないかという意見が多いということでございまして、その点は専門家の中でも議論が行われております。
いま大型化の問題が出ましたが、その一つ前に原子力発電の経済性をあげるためには、原子炉というのはこういうふうに熱を取り出す装置でございますから、ばかでかいところから熱を取り出すというようなことにすると、経費がうんと高くなります。